いじめQ&A

刑事裁判ってどうすれば訴えられるの?

刑事裁判を直接「訴える」ことはできません。

刑事裁判は、私たちが「訴える」ことはできません。訴えるのは「検察官」です。検察官が刑事裁判に訴えることを「起訴」といいます。 私たちができることは、自分自身がAさんから殴られたり、またはAさんがBさんを殴っているのを見たときに、「人を殴った人がいる」「犯罪だから刑事裁判に訴えて」ということができるだけです。「被害届」や「告訴」「告発」というのがこの「刑事裁判に訴えてください。起訴してください。」というものです。

殴られた人の話や、けがの具合などを見て、検察官が「AさんがBさんを殴ったのは間違いない」「これは牢屋に入れなければいけない」と考えたときに、検察官が「起訴」することになります。

また、私たちは、直接検察官に「刑事裁判に訴えてください」ということはあまりありません。普通は、まず警察官に「殴られました」と言いに行きます。警察官が私たちから話を聞いて、「これは本当に殴られたのだろう」と思えば、検察官に「殴られた人がいて、本当に殴られたようなので、刑事裁判に訴えるか考えてください」というのです。

「Aさんは人を殴ったようだ」という話が広まると、Aさんにとっては大変なことになります。ですから、警察官や検察官は、「本当にAさんは殴ったのだろうか」と慎重に考えます。「殴ったかもしれないけど、殴っていないかもしれない」と思えば、「起訴」するにはいよいよ慎重になります。また、検察官としては「たぶん殴ったのだろう」と思っても、「刑事裁判」にかけて「確かにAさんはBさんを殴ったので、Aさんを1年間牢屋に入れます」という命令を出させるためには、裁判官を説得するだけの「証拠」がなければなりません。ですので、証拠が少なければ、検察官はさらに慎重になります。

このように、刑事裁判に「訴える」ためには、検察官に、「証拠がしっかりとあるので、この人を起訴すれば、裁判官は有罪にするだろう」と考えてもらう必要があります。そのハードルはなかなか高いと言われています。

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