いじめQ&A

学校でいつも殴ってくるA君。殴るのをやめさせたい。どうすればいいの?

弁護士から「法律に違反しているので殴るのをやめてほしい」と手紙を書いて警告をすることもできます。それでもやめないようであれば民事裁判を起こすことも考えられます。

人を殴ることはいけないことです。大人がやれば「刑事裁判」にかけられるようなことです。先ほど書いたとおり、相手が自分と同じ未成年だと、原則として「刑事裁判」にはかけられません。

しかし、それは国が「牢屋に行け」とは命令できないだけであって、「犯罪に当るような悪いこと」であることは間違いないのです。犯罪にあうことは、とても悲しくつらいことです。一度でもいやなことです。それが続くのであれば、殴るのをやめさせて、安心した生活を取り戻したいという気持ちを持つのは当然のことです。

学校で殴ってくるのであれば、先生に言ってみるのがいいでしょう。しかし、殴ったところを直接見ていないと先生もなかなか判断がつきません。また、先生にとっては殴ったA君も生徒です。先生は教育者ですから、A君への教育も考えます。なかなか100%のバックアップは難しいかもしれません。

また、親に言ってみるのもいいかもしれません。けれども親はいつでも学校にいるわけではありません。親がいないところでまたA君が殴ってくるかもしれません。それに、A君にも親がいます。A君の親はA君が殴ったところを見ていません。A君の親からすれば「うちの息子に限って」となるかもしれません。親同士の争いになってしまうかもしれません。

そんなときに、先生やA君の親に「代わりに言い分を言う」のが弁護士です。弁護士は100%あなたのバックアップをします。弁護士から「殴るのをやめてほしい」という言い分をA君に手紙にして伝えたり、先生に直接会って伝えたりすることができます。弁護士は裁判を起こすことができますから、弁護士が出てくると、先生やA君・A君の親は、このままでは裁判になるかもしれないと思います。先生としても、「A君が殴ったのかどうか」をしっかりと調べるようになるかもしれません。A君としても、「このまま殴っていると訴えられるかもしれない」と思ってやめるかもしれません。

それでもA君が殴るのをやめない場合には、「A君が殴ったせいでけがをしたので病院代を払え」とかさらにストレートに「A君が殴るのをやめさせろ」というような裁判を起こすこともできます。裁判になれば、A君が殴ったのか殴っていないのかが争いになります。仮に裁判になっている間に、A君がまた殴ってくれば、A君はとても不利になります。だから、裁判を起こされたA君は、殴ることをやめるかもしれません。

このように、弁護士から手紙を送ったり、民事裁判を起こすことで、A君が殴るのをやめさせることができるかもしれないのです。

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